【年代別スキンケア】30代から始めるエイジングケアのメリット・デメリット

皆さん、スキンケアはしっかりやっていますか?
新型コロナウイルスの影響で、外出自粛が続き、家でゆっくり過ごす時間が増えた方もたくさんおられると思います。
特に、30代の女性の皆さんにとってはお肌に変化が出てきていて、スキンケアを変えようかな?と思っている方も多いと思います。
実際、百貨店の化粧品売り場でも20代後半~30代の方のスキンケア、特にエイジングケア需要が高まってきているんです!
今回この記事では、現役の美容部員である筆者が30代女性のエイジングケアについてご紹介します!
目次
30代からエイジングケアが必要な理由
エイジングケアって、40代、50代の人がするものではないの?
今からエイジングケアしたら、もっと年齢重ねた時不安…。
というご質問をよく受けます。
確かに「エイジングケア」と聞くと、マイナスなイメージを持ちやすいですよね。
肌の変化は20代前半から徐々に目立ち始めますが、肌自体の老化は10代の頃から起きていると言われています。
肌の生まれ変わりサイクルを、ターンオーバーと呼びますが、年齢を重ねたり、生活習慣や食生活が乱れるとターンオーバーも乱れ、肌の変化が急速に加速していきます。女性の場合、15歳をピークに基礎代謝がどんどん減少し、体力も衰えてきます。
なんと、20代よりも30代の方が50%も脂肪をお腹に溜め込んでしまうというデータもあります。
30代が一番ストレスに侵されている
令話元年に行われた全国労働衛生団体連合会のストレスチェックで、ストレスを慢性的に抱えている割合は30代が17%と一番多い結果となりました。特に職場でのストレスが多いという結果となっていました。
30代女性は昇進や異動が増えたり、責任のある業務に従事する機会が増え、部下ができたりと自分を取り巻く環境が大きく変化する年代でもあります。プライベートでも、結婚や出産などで生活習慣にも変化が起こりやすい年代です。
そういった環境の変化が肉体的にも精神的にもストレスになってしまいます。
ストレスが溜まると、身体や肌に「コルチゾール」と呼ばれるストレスホルモンが大量に発生します。
コルチゾールが肌に発生するとハリや弾力の元となるコラーゲンをどんどん分解し、劣化させてしまいます。
ストレスが多い30代の女性は、たるみやくすみといったエイジング悩みが出やすいので今の肌状態をしっかり見極める必要があります。
このように、10代や20代のような肌をキープするには、30代からエイジングケアを始めることがベストタイミングと言えます。
こんな人は要注意!
・学生時代、外部活で紫外線を浴びまくっていた
・海やBBQなどのレジャーが大好き!
・海外旅行に行きまくっている!
・喫煙をしている
・お酒が大好きでほぼ毎日お酒を飲んでいる
・睡眠不足気味
と言った人は、平均よりもエイジングの肌悩みが現れやすい傾向があります。
30代のエイジングケアで最初にやるべき4つのこと
世の中には、とてもたくさんの化粧品が発売されています。特にエイジングケア成分が配合されている化粧品は需要が高いので、年代別やお悩み別で細かく分類されていることがほとんどです。
まずは、自分の肌にどんなエイジングケアのスキンケアが合っているかしっかり見極めましょう。
⑴今の生活習慣やスキンケアを整理しよう
人によって生活習慣やスキンケアの好みは違います。
独身で経済的に余裕がある、仕事が多忙で時間的に余裕がない、子育て中で自分の肌の状態がわかりにくいなど、今の生活習慣の中で、スキンケアにかけられる時間を整理してみましょう。
次に現在行っているスキンケアを整理します。
この時、自分が今使っている化粧品に不満がないか探ってみることが大切です。
・香りやテクスチャーの好み
・たくさん商品を使っても苦じゃないのか
・シンプルなスキンケアがいいのか
など、精神的に負担がないスキンケアの仕方を抑えておくと、エイジングケア品を選ぶ時にスムーズに選べます。
⑵今の肌状態を見つめ直そう
エイジングケア品だけでなく、スキンケア品を選ぶ上でとても大切なポイントです。
女性の肌は大きく乾燥肌、油性肌、混合肌、敏感肌の4つに分類されます。
4つの肌状態の特徴
乾燥肌
常に肌がカサつき、クリームが欠かせない。冬場など、湿度が低い季節になると赤みが出たり、肌が突っ張る。
肌に現れるエイジングトラブル
粉がふく、皮膚がめくれる、血色が悪い、赤みが出る、化粧水がしみる時がある など
油性肌
皮脂の分泌が多い状態。ツヤと間違えやすいがべたついている場合は油性肌
肌に現れるエイジングトラブル
メイク崩れしやすい、毛穴がくろずむ、毛穴が広がっている、肌がごわつく など
混合肌
おでこや鼻はテカるけど、頬は乾燥するなど肌状態が安定しない
肌に現れるエイジングトラブル
日々肌状態が違う、くすみが出る、ほうれい線が目立ってきた など
敏感肌
なにをつけてもヒリヒリしてしまい、医師の処方が必要な状態
肌に現れるエイジングトラブル
赤みが出る、かゆみが出る、今まで使っていた化粧品が使えなくなった など
⑶自分のなりたい肌の理想形を明確にしよう
テレビや雑誌にでてくるような女優さんやモデルさんに、憧れた経験は女性なら誰にでもあると思います。その人そのものになることはできませんが、その人に近づくことはスキンケアでできます。理想の肌をひとつでも見つけておくことがおすすめです。
例えば
・たるみのない若々しい肌になりたい!
・シミのない肌になりたい!
・ツヤのあるもっちりした肌になりたい!
・ファンデーションが綺麗にの乗る肌になりたい!
・石田ゆり子みたいな肌に憧れる!
など、自分の理想をなるべく具体的に挙げておくとイメージがわきやすいです。
⑷気になるスキンケア品やエイジングケア品があれば、サンプルをもらう
プチプラコスメであれば、気軽に購入できますが、エイジングケアといえばやはりデパコスですよね?デパコスは単価5,000円以上のものが多いのでなかなか手がでないのではないでしょうか?そんな時は、サンプルをもらいましょう!
店頭に立っている美容部員は、商品の購入をしてもらえなくても不満に思うことはまずありません。むしろ、じっくり試して納得してから購入してほしいと思っています。複数枚もらいたい場合は、「肌が弱いので何枚かください」、「他社と迷っていて使い比べたい」と言ってみましょう!
30代におすすめのエイジングケア方法
エイジングケアは肌のお悩み別でアプローチすると効果的です。
シミ・くすみ
徹底的に紫外線をカットしましょう。
紫外線は夏だけ降り注いでいるものではなく、曇りの日でも冬場でも降り注いでいます。外出しない日でも、洗濯物を干す時やスーパーに買い物に行く時にうっかり日焼けしてしまった!なんでことがないように、サングラスやアームカバーなどで紫外線対策をしましょう。
たるみ
先ほどもご紹介したように、30代は基礎代謝が落ちてくる年代です。
たるみの原因のひとつに、筋肉の低下が挙げられます。
目を大きく見開いたり、口を大きく開いたり顔の筋肉を動かし鍛えることでたるみ予防に繋がります。エイジングケア効果のあるマッサージクリームで顔のマッサージをすることもおすすめです。
毛穴の黒ずみや目立ち
毛穴の目立ちは、エイジングのサインと言われています。
毛穴が目立っているということは、肌の内部が砂漠状態になりお水を欲している状態です。肌内部の水分量が減少すると皮脂の分泌量が増えるので、とにかくたっぷり保湿ケアをしましょう。
毛穴の黒ずみが気になる人がやりがちなのが、しっかり洗顔したあと保湿をしないということです。保湿をしっかりすると肌の内部に水分がいきわたり皮脂の分泌量が抑えられます。
シワ
年齢肌の代表格ですね。シワ改善ができるエイジングケア商品はたくさん出ていますが、シワの原因と言われているのがやはり紫外線。紫外線カットは必須です。
お悩み別でエイジングケア方法をご紹介しましたが、どのお悩みにも共通してケアしてほしいのが「紫外線」と「乾燥」です。
日中しっかり紫外線ケアをして、夜しっかり保湿のお手入れをすることがエイジングケア効果を高める近道です。
家にいながら短期間で効果が出やすいスキンケア
今、新型コロナウイルスの影響で自宅にいる機会が増えました。
通勤がなくなり、買い物も3日に1回に制限されるまでに日々状況が変化しています。
外出する機会が極端に減った今、紫外線やホコリなどの外的な刺激を肌に受けることも少なっています。
紫外線や外的な刺激は、シワやシミ、たるみといったエイジング悩みの原因のひとつです。
外出自粛の今こそ、エイジングケア化粧品の効果が最大限発揮される時です。
特にシワ・シミケアは紫外線に当たらない分効果を発揮しやすくなっていますし、普段スキンケアに時間をかけられない人は、丁寧にスキンケアができます。
現役美容部員の筆者がおすすめするのは頻繁な保湿パックと丁寧なスキンケアです。
保湿パック
ご自宅に不要な化粧水や美容液はありませんか?
買ってみたはいいけど効果がイマイチだったスキンケア品は、コットンなどにひたひたに浸して、パックとして使いましょう!
特に毛穴の黒ずみが気になっている人は、鼻だけにコットンパックを張りつけるとより効果的です。1週間連続で行えば黒ずんだ部分が洗顔できれいになりますよ!そのあとの保湿ケアは忘れずに…
しみやくすみが気になっている人は、美白系のスキンケア品を気になるところに部分的に貼り付けることで美白効果が高まります。
丁寧なスキンケア
普段スキンケアに時間をかけられていないという人におすすめです。
普段使用しているスキンケア品を目元や口元などのエイジング悩みが出やすい箇所に丁寧に塗り込んでください。
化粧水は叩き込むのではなく、手のひらで入れ込むようにしながら塗布すつとより浸透力が高まります。
美容雑誌を購読している人は、付録のスキンケアサンプルなどをこの機会に利用しましょう。
30代から始めるエイジングケアのデメリット
先ほどご紹介したように、ストレスを溜め込みやすい30代がエイジングケアを始めるのに一番適した年代です。
デメリットは特にありませんが、強いて言うならスキンケアにかかる費用が上がってしまうことです。ですので、自分の肌悩みをリストアップし、最優先事項でケアしたいエイジング悩みから丁寧にケアしていくのがおすすめです。
まとめ
いかがでしたか?
30代は肌を見直すいい年代です。
エイジングケアを本格的にするときに一番大切なのは、「綺麗になりたい」と思う好奇心です。好奇心は肌を若返らせるホルモンを出すと最近の肌研究で明らかになってきています。家にいる時間が長い今こそ、自分の肌と真剣に向き合い笑顔で出かけられるようにスキンケアをしていきましょう!