ニキビ対策のために最低限知っておきたいスキンケア

ふとした瞬間に突然現れるニキビ。
ほとんどの方が、一度はニキビに悩まされたことがあるのではないでしょうか。
1つでもポツンとできてしまうだけで、気分が暗くなるのに、いつまでもニキビがある状態が続くと、どうしても気になってしまいますよね。
しかも、乾燥肌の方は洗顔後、すぐに乾燥を感じてしまうので、化粧水に美容液にクリームに…と、あれこれ何種類もつけてしまいがちですが、そのせいで逆にニキビが悪化してしまう、なんていう悪循環も。
今回はそんな方のために、ニキビができた時のスキンケア方法と美肌の作り方をわかりやすく紹介します。
スキンケアの知識を身につけ、乾燥肌の方もそうでない方も、ニキビに負けない美肌を土台からし っかりと作っていきましょう。
目次
ニキビができる原因とできやすい肌質
実は、ニキビができる原因は1つではありません。
・不規則な食生活
・睡眠不足
・飲酒や喫煙
・ストレス
・間違ったスキンケア
・ホルモンバランスの乱れ
その他にも、脂っこいものを食べすぎたりなど、さまざまな要素がニキビの原因となり得ます。スキンケア以外にも、生活習慣にも気をつけなければいけません。
また、皮脂の分泌が活発でテカリやすいオイリー肌や、おでこや鼻はテカリやすいのに頬や顎が乾燥しやすい混合肌の方は、分泌される皮脂の量や質のせいで、余計にニキビや吹き出物ができやすいですよね。
ニキビにならない!肌にあったスキンケアの基本
スキンケアの基本は、洗浄と保湿です。
洗浄とは、肌をクレンジングや洗顔料できれいに、清潔にすることですが、ただ洗えれば何を使用してもいいのかというと、そうではありません。
自分の肌にあった洗浄力の、クレンジングや洗顔料を選ぶことが何よりも重要です。
毎日同じものを使用し、同じ手順でスキンケアをするのではなく、元々の自分の肌質やその日の肌状態に合わせて、何のアイテムを使用するのかを選びます。
ご自分の肌タイプがわからない!知りたい方は下記記事をご覧ください。

毎日洗浄力の高いオイルクレンジングや石鹸で洗わなくてもいいように、ベースメイクはパウダーファンデーションや洗顔料でオフできる、肌負担の少ないものを選びましょう。
テカリが気になる・皮脂崩れが気になるからといって、皮脂崩れに強い下地やファンデーションを毎日使用すると、崩れにくい分、洗浄力の高いクレンジングを使わなければいけない場合が多いので、落とす際、肌にとても負担がかかってしまいます。
その日のメイクに合わせて、適切な洗浄力のクレンジングを使い分けましょう。
そして、同じくニキビがあるからといって、オイルクレンジングなどの洗浄力の高いクレンジングや洗顔料の使用を続けていると、皮膚のバリア機能が低下し、ニキビがよくなるどころか、肌が乾燥し、皮脂バランスが崩れ、ニキビの悪化の原因になります。
美肌になる洗顔方法
次に洗顔料ですが、泡立てネットなどで、手のひらを逆さにしても落ちないくらいにモコモコになるまで泡立て、肌に手が直接触れないよう泡のクッションで洗います。
擦ってはいけないとわかっていても、つい手でゴシゴシと洗ってしまいたくなりますよね。しかし、スキンケアにおいて、擦らないことこそが美肌になる最大のポイント。
擦ることをやめるだけで、シミ・しわ・たるみなどの、あらゆる肌悩みを防ぐことができます。
最後は、32度くらいのぬるま湯で、しっかりとすすぎ残しの無いようすすぎ、締めに冷水で肌を引き締めたら、洗浄は終わりです。
顔を拭くタオルも、もちろん清潔なものを使って、擦らず優しく拭き取ってくださいね。
そして、その日の肌状態に合わせて、化粧水やクリーム等でしっかりと保湿をしたら、スキンケア完了です。
即効でニキビを治す方法
それは、ティーツリーの含まれているスキンケアアイテムを使うことです。
ティーツリーとは、樹木から採取される森林系の精油で、抗菌作用が抜群に高いものです。
そのため、ティーツリーの含まれている拭き取り化粧水や、シートマスクをし、充分に睡眠をとるだけで、早ければ翌朝には、よくなってることも。
もちろん、個人差やお肌が敏感で、ティーツリーが合わない方もいると思います。
そのような方は一度クリニックへ行って、今の肌状態を専門家に診てもらいましょう。
不規則な食生活を送っていないか、過度なストレスが溜まっていないか、スキンケア以外のことも見直さなければなりません。
ニキビが潰れてニキビ跡や肌がクレーター状になると、治すのにとても時間がかかってしまうので、自分でニキビを潰すことは、絶対にしないでくださいね。
ニキビが全くない美肌になるスキンケア
ニキビのない美肌になるためには、洗浄と保湿はとても重要です。
適切な洗浄と保湿を毎日繰り返し行うことで、皮脂の分泌を正常に整い、徐々に、確実に美肌になっていきます。
実際に、「どのような洗顔料やクレンジングなどを選んだらいいのかわからない」という方のために、具体的に説明をさせていただきます。
美肌になるクレンジングの選び方
「クレンジング」は、様々なタイプがありますよね。
その中でも、ミルク、ジェル、クリームタイプは、オイルやバームタイプよりも比較的洗浄力が弱く、肌負担も少ないです。
ニキビも気になるけれど、毛穴も気になる…なんてお悩みをお持ちの方は、主成分が「マカデミアナッツ油」や「アルガンオイル」などの、油脂をベースとした肌に優しい「油脂系クレンジング」がオススメ。
これなら、クレンジング+毛穴ケアにも使用することができます。
ただ、市販で売られている中では数が少ないのと、比較的値段が高価という難点があります。
美肌になる洗顔方法
次に、「洗顔方法」と「洗顔料」についてです。
基本的に洗顔は1日2回。朝はぬるま湯のみ、夜のみ洗顔料を使用した洗顔が理想です。
しかし、「朝も洗顔料を使わないとベタベタしてしまうので嫌だ」という方やオイリー肌や混合肌の方、今まで洗浄力の強いクレンジングや洗顔料を使用していて、皮脂のバランスが崩れてしまっている方は、
朝も洗顔料を使っても構いませんが、週に1度でいいので、朝はぬるま湯のみの日を作ってみるのが、オススメ。
やり方としては、ベースメイクや洗顔料などの肌負担を減らし、朝はぬるま湯のみを、週1日から続けていきます。
そして、だんだん皮脂の分泌が安定し、肌が慣れてきたら、週2日、週3日と1日ずつ増やしていき、徐々に皮脂のバランスを整えていくのがいいと思います。
美肌になる洗顔料の選び方
洗顔料の選び方は、商品や箱の裏面にある成分表示を見て、メインの洗浄力が優しいものを選びましょう。
成分表の最初の方に、下記ような成分が配合されているものを選んでください。
・ココイルグルタミン酸Na
・ラウロイルメチルアラニンNa
・ココアンホ酢酸Na
・コカミドプロピルベタイン
このような成分が最初の方に表示されていると、洗浄力が優しいことが多いので、洗顔料を選ぶ際には、参考にしてみてくださいね。
そして、洗顔をする際は、長時間、顔に泡をのせたままにするのもNG。泡を顔にのせてからすすぐまでの時間は、約20秒以内が理想です。
長時間放置すると、肌に負担がかかってしまうので、手早くシャワーでサーっと洗い流しましょう。その際の水圧は強すぎないように注意が必要です。
しっかり泡立てていれば、ゴシゴシしたり、泡を長時間のせたりしなくても、きちんと洗えているので大丈夫です。
美肌になる保湿方法
最後に、「保湿」についてです。
保湿はもちろん大切ですが、何品もやりすぎは逆効果です。
理想は、化粧水や美容液、クリームなどの中から肌に合うもの1〜2品です。
乾燥肌の方でも適切な洗浄と保湿を続けていると、皮脂の分泌が正常になり、化粧品で色々補わなくても、ニキビができにくく、乾燥しずらい肌になります。
こちらも、洗顔と同様で、一気に使う量を減らす必要はありません。
1品ずつ使うものを減らしていって、肌が慣れてきたらまた1品減らしてと、徐々に使うアイテムを減らしても大丈夫なように、慣らしていきましょう。
自分の肌に必要なものを、厳選することが大切です。
まとめ
いかがだったでしょうか?
ニキビを治したいと思うと、そのことばかりに気がいってしまいがちですが、土台から改善を目指していくことで、ニキビだけでなく、乾燥肌が改善されたり、肌トーンが上がったりと、美肌になれます。
適切な洗浄と保湿で確実に肌が変わるので、ぜひ、今日から試してみてくださいね。
毎日の地道な積み重ねが、あなたたを美肌へと導きます。