3分で分かるグルテンフリー!ダイエット効果と健康についても解説

近年、米粉パンや米粉スイーツなど「グルテンフリー」商品が注目されるようになりました。
日頃、ダイエットや健康を意識されている方なら、一度は言葉を聞き、商品を手にしたことがあるのではないでしょうか?
では「グルテンフリー」とは何なのでしょうか?
ダイエットや健康に効果はあるのでしょうか?
この記事では3分で分かりやすく解説します!
目次
グルテンフリー生活を行なった結果、二週間で体重が1.2kg減少
まず、私自身が試した結果です。
私自身、朝・昼パンでもいいくらい、パンや麺類が大好き。
小麦食品は、毎日食べていました。
そんな私が、「グルテンフリー」になんとなく興味を持ち、
家族の健康ため、子供に安心な食事を提供したい、と
2週間のグルテンフリー生活を実践してみました。
運動などの活動量は変わらず、グルテンフリー生活を行った結果、2週間で体重が1.2kg減少。
肌荒れしやすかったのですが、肌の調子も改善されたのです。
グルテンフリーとは小麦粉製品を食べないこと
グルテンフリーとは、グルテンを含む食品を食べないこと。
つまり小麦粉製品を食べないことです。
そもそも「グルテン」とは、
小麦や大麦、ライ麦などの麦類に含まれるタンパク質である「グリアジン」と「グルテニン」が水を加えてこねることで形成さレタモの。それが「グルテン」です。
このグルテンが弾力性と粘着性のある、もちもち、ふんわりとした食感を生みます。
グルテン(小麦粉)が使用されている食品
パンや麺類、ケーキ、クッキーなど小麦粉を主体にしている食品はもちろん、ケチャップやソース、醤油などの調味料。
ベーコンやハム、かまぼこなどの加工食品にも小麦が使われているものが多くあります。
グルテンフリーは、かつて「セリアック病」と呼ばれる小腸に炎症を起こす、深刻なアレルギー患者さんのための、「グルテン」を含まない食事療法でした。
国際的な食品規格、CODEXやFDA(アメリカ食品医薬品局)では、すでにグルテンフリー商品に関する表示基準が、設けられています。
小麦粉が主流である欧米で、グルテンフリーが広く普及し、スーパーやレストラン、カフェでも、専用のコーナーやオプションが充実しているのです。
一方で日本では、あまり普及しておらず表示基準もないのが現状です。
気づきにくい食品に小麦粉が含まれていたりするので、食品の原材料表記を確認するようにしましょう。
スポーツ選手やセレブもグルテンフリー生活をしている
最近では、有名なスポーツ選手やセレブ達がグルテンフリーにより、ダイエットに成功した・スポーツのパフォーマンスが上がった・思考がクリアになった、などの効果を報告しています。
セリアック病や小麦アレルギーではない人達の間でも、注目を集めているのです。
グルテンの健康への影響
「グルテン」を避ける必要があるとされている理由は、
グルテンは消化されにくい構造をしているので、1番小さなアミノ酸に分解される前に小腸の粘膜に入り込み、傷つけたり炎症を起こしたりするのです。
これは腸の粘膜が強い方や、腸内環境が整っている方は問題ありません。
腸内環境が整っていないお子さんや、腸の弱い方には不調を起こす原因となりうるということです。
具体的には、体が異物と反応し、リウマチなどの自己免疫疾患や花粉症や、アトピー性皮膚炎などのリスクを上げるとされています。
グルテンフリーはダイエットと美容に効果がある
では、なぜグルテンフリーで痩せるのでしょうか?
グルテンが体内に吸収されると、モルヒネに似た成分が発生し、感情が高ぶり、食欲が刺激される、ということが医学的に判明しています。
この脳内麻薬のような作用が、食べ過ぎ・肥満を招く。
という説があります。
小麦粉の代用として、米粉が使われることが多くみられますが、小麦粉と米粉のカロリーは、ほぼ変わりません。
ただし、小麦粉のほうが油を吸う率が高いことや、小麦主体の料理は脂肪も多く摂取しがちな点を踏まえると、グルテンフリーにより減量の効果が期待できると言えます。
さらに、小麦に含まれるデンプン質のアミロペクチンAは、白砂糖のように血糖値を急上昇急降下させ、血糖値が高い状態が続くと、老化の原因となる終末糖化産物(AGEs)が作られやすくなり、老化を促進させる原因となります。
よって、アレルギーだけではなく、ダイエットや美容にも効果が期待できるのです。
まさに米を主食にしてきた日本人には向いているといえます。
2週間のグルテンフリーで効果は期待できる
そもそもグルテンが体質的に問題ない方には、グルテンフリーにしても目に見えた影響はないかもしれません。
しかし、言えることは、グルテンフリーは心や脳の健康にも効果的と期待されています。
もし原因がわからない頭痛や、肌荒れが続くなど体調に不調をお持ちの方や、体の不調がなくても、ダイエットをしたい、美しく健康を保ちたい、仕事やスポーツの質を上げたいという方は、まずは2週間からグルテンフリーを試して見る価値はあります。