化粧水・乳液・クリームの使い方について最低限知っておくべき4つのこと

乾燥が気になるこの冬の季節。
毎日しっかり化粧水をつけているのに肌がカサカサ・・・
化粧水と乳液を欠かさずつけているのにすぐに乾燥してしまう・・・
そんなあなたは、もしかしたら
「スキンケアの基礎が理解できずただ、化粧水や乳液を顔につけている」だけかもしれません!
目次
入浴後のスキンケアは5分以内
みなさんは、入浴後いつのタイミングでスキンケアをしますか?
髪を乾かした後?、部屋でゆっくり一息ついた後?、寝る前?
入浴後の肌は、入浴前よりも乾燥がひどい状態になると言われています。
お風呂から出てタオルで顔や体を拭いた後は、肌の温度も高く湿度が一気に下がるため、肌が急速に乾燥しはじめます。
入浴後20~30分で、なんと入浴前よりも肌が乾燥のひどい状態に・・・。
入浴後のスキンケアは「5分以内」が鉄則!!
でも5分前にスキンケアを徹底したからと言って、乾燥を防げる状態とは限りません・・・。
重要なのは、化粧水の適切なつけ方にあります。
この記事では、化粧水、乳液の基礎知識をふまえて正しいつけかたについて説明をしていきます。
「今までなんとなくつけていた。」という方は、是非参考にして日々のスキンケアについて見直すきっかけにしてください。
化粧水は必要以上につける必要はない
肌が吸収できる水分量には限りがあることをご存知でしょうか?
化粧水を大量にバシャバシャ使うことで保湿を感じてる方も居るかと思いますが
実はこれには大きな落とし穴があります。
私たちは喉が乾いたら水を飲みますよね。
喉がカラカラに乾いていたときに飲む水って本当に美味しいですよね!
「あ~生き返った~」と感じるほどです。
でもどうでしょう。
喉がすごく乾いていても、大量の水をガブガブ飲み続けることって難しいですよね?
実は化粧水も同じ考え方なのです。
化粧水は成分のほとんどが「水」や「水溶性」で出来ています。
そして肌表面の薄い角層に吸収される水の量は限界があります。
沢山の化粧水を何度も重ねづけしても、吸収する水分量は変わらない為、逆に肌に余計な摩擦を与えている可能性があるのです。
ですので、化粧水を必要以上に何度も重ねづけする必要はありません。
気になる個所には化粧水を重ね付け
使用料の目安は、
おおよそ100円玉大~500円玉程度の適量
※各メーカーの推奨量を守る。
※これより少なくしてしまうと肌全体になじませることができず十分な保湿効果を感じられません。
この量を使うだけで問題ないのです。
乾燥が気になる箇所があれば、その部分にのみ、やさしく重ねづけをしましょう。
また、化粧水をつけるときは「優しくなじませるようにつける」ことが重要です。
肌をパンパンと強く叩きながらつけてしまうと、肌に余計な力を加え負担をかけてしまいます。
手のひらに適量出した化粧水を両手でやさしくハンドプレスするように肌につけてなじませましょう。
コットンを使用する際に気をつけることは湿らせること
「化粧水はコットン派」「たまにコットンパックをしている」
という方もいますよね。
コットンを使用したスキンケアをする際は、コットンを十分に湿らせた状態で使用しましょう。
水には、水分が少ない方に移動する性質があります。
コットンの水分が足りないと、せっかく潤った肌の水分は逆にコットンが奪ってしまうのです。
水をテーブルにこぼした時、ふきんで拭くと水気をとることができますよね。その原理と同じです。
コットンで化粧水をつける手順
①コットンに化粧水500円玉大くらいをつけて、コットンの表面がひたひたになるくらい毛用水をひらします。
②顔の中心から外側にかけて、やさしくコットンを顔全体にすべらせながら化粧水をつけていきます。
※この時強い力でこすってしまうと肌に摩擦を与えるので注意して下さい。
⓷最後に手ひらでやさしく押さえながら、肌についた化粧水をなじませます。
コットンパックをする際の手順
①コットンに化粧水500円玉大くらいを数か所にわけてたらし、化粧水をコットンにの隅々まで行きわたらせます。
※節約したいときはコットンを事前に水でぬらしておくと◎
②空気が入らないように肌に密着させながらつけます。目や鼻、口は空けておきましょう。
※コットンの種類にもよりますが、10分以上置くと乾燥してくる可能性があるので注意して下さい。
⓷コットンをはがしたら、手のひらでやさしく押さえながら、肌についた化粧水をなじませます。
乳液は化粧水をつけた後にすぐ
化粧水を付けたとに塗る乳液ですが、べたべたしてあまり好きじゃない方も多いのではないでしょうか。
肌の悩みや保湿状態の好みにより、つけるタイミングがバラバラだと思います。
まず、乳液をつけるタイミングとしては化粧水をつけたあと、すぐにつけることが好ましいです。
化粧水をつけたあとに、浸透を待つ必要はありません。
時間が経つと逆に水分が蒸発してしまうので、すぐに油分を配合した乳液(クリーム、オイル)などでフタをしましょう。
肌のべたつきが苦手な方や、皮脂の多いオイリー肌の方はTゾーンは少なめにするなどしてつける量を調整しましょう。
化粧水の後に乳液、クリームをつけることで潤いキープ
乳液やクリームには人工的な皮脂幕の役割を果たし潤いをキープさせる働きがあります。(エモリント効果と言います)
化粧水をぬった肌に乳液をつけることで、肌表面から水分が蒸発せず、蒸発する際に周囲から吸収する熱による温度の低下も下げるので保湿効果がより期待できます。
乾燥が気になる冬の時期は、乳液の後にクリームを塗ることで保湿効果を持続させることができるので肌の状態に合わせて組み合わせるのがオススメです。
化粧水をぬった後すぐに、乳液を「つける」のと「つけない」のでは、数分後の肌水分量が大幅に変わってきます。
めんどくさがらずにしっかり乳液で保湿をしましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか?
ご自身のスキンケアの方法について見直せましたか?
スキンケアは独自の方法でやればやるほど、実は肌に大きな負担になっているので
つけかたの基礎知識を覚えたうえで、個人の肌質に合わせたケアが大切です。
①化粧水は推奨量を守れば十分肌への保湿ができている
②パンパンたたくのではなく、やさしく肌になじませる
⓷コットンを使用するときは化粧水で十分湿らせてから使う
④乳液やクリームは、化粧水を塗った後すぐにつけて保湿力をアップさせる
これらのスキンケアは、入浴後5分以内に行い、肌の潤いを逃さないようにしましょう。